
渡邉大輔
1978年、愛知県生まれ。成蹊大学文学部准教授。専攻は老いの社会学、社会老年学。共著に『ソーシャル・キャピタルと格差社会』(東京大学出版会)、『ライフスタイルとライフコース』『変貌する恋愛と結婚』(ともに新曜社)、『計量社会学入門』(世界思想社)など。
高度経済成長期の前夜――総中流社会の基盤になった「人々の普通の生活」は、どのように成立したのか。1965年の社会調査を復元し再分析して、労働者や母親の生活実態、子どもの遊びや学習の様子、テレビと一家団欒など、「総中流の時代」のリアルを照射する。