
暮沢剛巳
東京工科大学デザイン学部教授。専攻は20世紀美術、デザイン研究。著書に『美術館の政治学』(青弓社)、『自伝でわかる現代アート』(平凡社)、『世界のデザインミュージアム』(大和書房)、『オリンピックと万博』(筑摩書房)、共著に『大阪万博が演出した未来』(青弓社)など。
1940年、東京オリンピックと同時開催で総合芸術の一大イベントをもくろんだ紀元二千六百年記念万国博覧会。その内実を多様な資料から掘り起こし、当時のパリ万博やローマ万博とも比較して、戦争と緊密な関係性にあった「幻の芸術の祭典」の実態に迫る。