内村瑠美子
1941年、北海道生まれ。立教大学大学院修了。三重短期大学、大阪産業大学などで教員を歴任。著書に『内村瑠美子のフランス語談話室』(三修社)、共著に『フランス語でサバイバル!』(白水社)、共訳書にアラン・コルバン『娼婦』(藤原書店)、ナタリー・エニック『物語のなかの女たち』(青山社)、ファビアン・S・ジェラール『パゾリーニ』(青弓社)ほか。
『愛人・ラマン』を筆頭に多くの傑作を残した20世紀フランスを代表する作家マルグリット・デュラス。生誕100周年を機に、愛の本質を見つめて文学と映画に多大な影響を与えた作品を読み解き、記憶、忘却、彷徨、破壊を基底にもつ独特の物語宇宙をたどる。