
石田仁志
東洋大学文学部教授。専攻は日本近現代文学。共編著に『戦間期東アジアの日本語文学』(勉誠出版)、論文に「村上春樹『1Q84』における〈家族〉表象」(「文学論藻」第91号)、「ノスタルジーの表象――横光利一『旅愁』」(「国際文化コミュニケーション研究」第1号)など。
フランスやイギリス、イタリア、アメリカ、台湾、日本の研究者が、それぞれの社会的・文化的な背景をもとに主要な村上作品の新たな読み方やアダプテーションの諸相を照らし出す。「ムラカミハルキ」という文化現象に多角的に迫る国際シンポジウムの成果。