
神奈川大学人文学研究所
小松原由理
神奈川大学外国語学部准教授。東京外国語大学大学院博士課程修了、博士(学術)。専攻はドイツ芸術・文化、前衛芸術思想。共著に『ジェンダー・ポリティクスを読む』(御茶の水書房)、『ドイツ文化史への招待』(大阪大学出版会)、論文に「〈女たちのフォトモンタージュ〉に向けて」(「Flaschenpost」第34号)など。
革命の時代として記憶される〈68年〉の多様な政治的・文化的なアクションが、女性の性と身体をめぐる問題を見過ごすばかりか、抑圧さえしてきた事実を、メディア表象や芸術実践から明らかにする。解放の裏で忘却された〈68年〉の性と身体を照射する批評集。