飯田 豊
1979年、広島県生まれ。立命館大学産業社会学部准教授。専攻はメディア論、メディア技術史、文化社会学。編著に『メディア技術史』(北樹出版)、共著に『メディア・リテラシーの諸相』(ミネルヴァ書房)、『ヤンキー人類学』(フィルムアート社)、『IT時代の震災と核被害』(インプレスジャパン)、『ヤンキー文化論序説』(河出書房新社)、『コミュナルなケータイ』(岩波書店)、『路上のエスノグラフィ』(せりか書房)など。
戦前の日本で、多様なアクターがテレビジョンという技術に魅了され、社会的な承認を獲得しようとしながら技術革新を目指していた事実を照射する。「戦後・街頭テレビ・力道山」という放送史の神話によって忘却されたテレビジョンの近代を跡づける技術社会史。