
出口 顯
1957年生まれ。島根大学教授。専攻は文化人類学。著書に『神話論理の思想』(みすず書房)、『レヴィ=ストロース斜め読み』(青弓社)、『臓器は「商品」か』(講談社)、『誕生のジェネオロジー』(世界思想社)、『名前のアルケオロジー』(紀伊國屋書店)。
現代思想に一撃を与えたレヴィ=ストロースの思想を私たちはどのように受容し、解釈し、援用してきたのか。導入期から拡散期、そして新しい読解期である現在までの重要論文で思想の核心を提示し、日本のレヴィ=ストロース研究の格闘と影響の軌跡を追体験する。