{{detailCtrl.mainImageIndex + 1}}/1

日本ローカル放送史   「放送のローカリティ」の理念と現実

3,300円

送料についてはこちら

樋口 喜昭(ヒグチ ヨシアキ) 1971年、カナダ・エドモントン生まれ(宮城県仙台市出身)。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(ジャーナリズム)。東海大学文化社会学部広報メディア学科特任教授、タルタルビジョン代表取締役。専攻は放送史、メディア技術、映像制作。論文に「初期のラジオ放送にみるローカリティの多面性」(「マス・コミュニケーション研究」第84号)、「日本における放送のローカリティ」(博士論文、早稲田大学大学院政治学研究科)など。 地域性や各地の文化・風土を重視するテレビやラジオのあり方を指す「放送のローカリティ」は、放送と民主主義の関係を支える重要な理念として参照されてきた。 一方で、戦前から通底する行政手法、地方紙や自治体を中心にした戦後の運営主体、中央集権的な(キー局中心的な)放送ネットワークなどにより、放送と地域の関係は常にきしみも見せてきた。 戦前のラジオ放送から戦後のテレビの登場、ローカルテレビ局の開局と系列化、BSデジタル放送の開始、地上デジタル放送の移行という歴史をローカル放送の制度・組織・番組という視点から検証して、放送のローカリティの理念と実態が乖離してきた実情を明らかにする。 多くの史料を渉猟し関係者にインタビューをして、放送と地域の近・現代史を実証的に描き、今後のローカル放送のあり方を指し示す。

セール中のアイテム