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怪異と遊ぶ

2,640円

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怪異怪談研究会(カイイカイダンケンキュウカイ) 2012年に発足。近代に生じた文化規範の劇的な変化を意識しながら、江戸時代から近現代における怪異へのまなざし、怪談に集約された物語の内実を明らかにすることを目的とする。16年、研究会の中間的な成果報告としてシリーズ『怪異の時空』全3巻(青弓社)を刊行。18年、清水潤『鏡花と妖怪』(青弓社)を編纂。21年、『〈怪異〉とナショナリズム』(青弓社)を監修。 一柳 廣孝(イチヤナギ ヒロタカ) 1959年、和歌山県生まれ。横浜国立大学教育学部教授。専攻は日本近現代文学・文化史。著書に『怪異の表象空間』(国書刊行会)、『無意識という物語』(名古屋大学出版会)、『〈こっくりさん〉と〈千里眼〉・増補版』『催眠術の日本近代』(ともに青弓社)など。 大道 晴香(オオミチ ハルカ) 1985年、青森県生まれ。國學院大學神道文化学部助教。専攻は宗教学。著書に『「イタコ」の誕生』(弘文堂)、共編著に『怪異を歩く』(青弓社)、共著に『モノとメディアの人類学』(ナカニシヤ出版)、『〈怪異〉とナショナリズム』(青弓社)など。 日常を逸脱した存在や現象である「怪異」は、恐怖の対象として忌避されてきた。しかし同時に、怪異は好奇心を刺激して多くの人々を魅了してきた。私たちはなぜ「怖いもの見たさ」で怪異をのぞき込み、怪異と戯れてしまうのだろうか。 怪談師、心霊術、分身、透明人間、キューピッドさん、『トワイライトシンドローム』、妖怪と地域文化、「意味が分かると怖い話」――多様なジャンルの事例から、怪異と遊びとの関係性を描き出す。 怪異を自らの手で日常生活へと呼び込む心性に迫り、怪異が単なる恐怖の対象ではなく娯楽や趣味として受容されてきたことを、文学研究や民俗学、社会学、宗教学などの視点から照らし出す。作家・川奈まり子との座談会も所収。 執筆者(以下、執筆順) 大道晴香/伊藤龍平/斎藤 喬/一柳廣孝/永島大輝/構 大樹/今藤晃裕/橋本順光/橋迫瑞穂/市川寛也/川奈まり子

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