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ただ生きるアナキズム

2,860円

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森 元斎(モリ モトナオ) 1983年、東京都生まれ。長崎大学教員。専攻は哲学、思想史。著書に『死なないための暴力論』(集英社インターナショナル)、『もう革命しかないもんね』(晶文社)、『国道3号線――抵抗の民衆史』(共和国)、『アナキズム入門』(筑摩書房)、『具体性の哲学――ホワイトヘッドの知恵・生命・社会への思考』(以文社)、編著に『思想としてのアナキズム』(以文社)、共著に『国境を越える日本アナーキズム――19世紀末から20世紀半ばまで』(水声社)など。 国家や資本主義が私たちの欲望をさまざまに制限する現代にあって、「ただ生きる」とはどういうことか。「ただ生きる」ために、私たちは何をすべきなのか。 アナキズムの観点から、キング・クリムゾンを聴き、ゴダールや石牟礼道子の物語に飛び込み、デヴィッド・グレーバーや鶴見俊輔と対話してその思想を大胆に読み替える。社会の編み目にある暴力や非対称な関係性をあぶり出し、それらを避けるための基盤として相互扶助があり、自由があり、欲望があることを描き出す。 音楽や映画、文学、思想を軽やかに跳躍して、硬軟織り交ぜた文体とときに挑発的な語り口で国家や資本主義と対峙する。そして、不断の努力と相互扶助で日々の営みを支え、小さなさざ波から大きな潮目を変えていく、日常にあるアナキズムの可能性を活写する。

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