新倉孝雄
1939年、東京・石神井に生まれる。1963年、桑沢デザイン研究所写真研究科卒。21歳のときに写真と出会う。東京を中心に横浜、湘南、軽井沢、そしてNEWYORKから町田へと気になる街を、ドキュメントでもなければ表現でもない、視(み)確認という発想で写真を撮り続けている。著書に『私の写真術――コンポラ写真ってなに?』(青弓社 2005年)がある。主な写真集に『SAFETY ZONE 1961-1991』(美術出版社 1991年)、『湘南と軽井沢』(六耀社 1999年)、『NEW YORK 1995-2002』(美術出版社 2003年)、『DIZZY NOON』(蒼穹舎 2010年)など。最近の企画展では、『まちだWonderful Street』(町田市民文学館 2008年)や『SO+ZO展』(渋谷Bunkamuraザ・ミュージアム 2010年)などに出展。
ベトナム・インド・エジプト・トルコ・ギリシャ・スペイン・メキシコ……。太陽が照りつける赤道沿いの港町で出会った老いも若きも男も女もあふれる笑顔を見せ、褐色の肌には生命力がみなぎっていた。海と空の青色と生活の色の鮮やかさが印象的なカラー写真集。