クロード・レヴィ=ストロース
1908年、ベルギー生まれ。文化人類学者。1959年にコレージュ・ド・フランス正教授となり、社会人類学講座を創設。1973年にはアカデミー・フランセーズ会員に選出される。著書に『悲しき熱帯』(中央公論新社)、『人種と歴史』『構造人類学』『野生の思考』『はるかなる視線』『やきもち焼きの土器づくり』『遠近の回想』(以上、みすず書房)など。
のちに構造主義と呼ばれる手法を用いて、インセスト禁忌、交叉イトコ婚などの問題解明に挑んだ古典的名著。レヴィ=ストロースの原点にして、20世紀の哲学・思想に一大衝撃を与えた野心的労作を、意欲的で大胆な新訳で待望の復刊。