榊原和子
埼玉県生まれ。演劇ジャーナリスト。著書に『宝塚スターインタビュー』『宝塚初日レビュー』『『由美子へ』取材ノート』(いずれも青弓社)など。
*水夏希を見送ることになった。新人公演の『ME AND MY GIRL』取材から15年、次々に課せられる困難と辛抱強く闘う姿を見てきた。1990年代後半花組は活気にあふれていた。春野寿美礼、瀬奈じゅん、水夏希が華やかに競い合っていた。みんないなくなり一つの時代が終わった。男役として独自の美学を貫いた水夏希が宝塚を去っていく。水の舞台やトップとしての生き様を振り返り、エールとともに送り出す。愛原実花や桜乃彩音にもさよならの言葉を贈るほか、伝説のスター・大浦みずき論、近年の男役育成の課題を指摘した評論も必読。