平林 直哉(ヒラバヤシ ナオヤ)
1958年、鳥取県生まれ。音楽評論家。著書に『クラシックの深淵』『フルトヴェングラーを追って』『クラシック・マニア道入門』『クラシック名盤名演奏100』(いずれも青弓社)、『クラシック名曲初演&初録音事典』(大和書房)、共著に『クラシック野獣主義』(青弓社)など。
CDで聴くことができる古い音源はすでに様々に紹介ズミだ。SP(78回転)やLPの音源は膨大にある一方で、LPにもCDにもなっていないものも多い。
お決まりのフリッツ・クライスラー、ヤッシャ・ハイフェッツ、ダヴィッド・オイストラフ、ナタン・ミルシテイン、ジャック・ティボー、ユーディ・メニューイン、アルテュール・グリュミオーなどだと広がりに欠けるし、二番煎じ、三番煎じでしかない。
海外の音源に詳しい著者が、SPやLPからまだCD化していない、しかも魅惑的な演奏の珍しい音源を集めて紹介する。
「現存のヴァイオリニストは客席で聴いたほうがいい。音源でしか聴けないヴァイオリニストの演奏をこそ享受すべきだ」――その信念で10年を費やして集めたSPやLPをじっくりと聴き込んで魅力を語り、珍しい図版を180点も所収するファン待望の力作!