
本田 由紀(ホンダ ユキ)
1964年生まれ。東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は教育社会学。著書に『社会を結びなおす』(岩波書店)、『もじれる社会』『教育の職業的意義』(ともに筑摩書房)、『軋む社会』(河出書房新社)、『「家庭教育」の隘路』(勁草書房)、編著書に『現代社会論』(有斐閣)など。
伊藤 公雄(イトウ キミオ)
1951年生まれ。京都大学・大阪大学名誉教授。京都産業大学客員教授。専攻は文化社会学、政治社会学、ジェンダー論。著書に『「戦後」という意味空間』『「男女共同参画」が問いかけるもの』(ともにインパクト出版会)、『男性学入門』(作品社)、共編著に『ジェンダーで学ぶ社会学〔全訂新版〕』(世界思想社)、共著に『女性学・男性学 改訂版』(有斐閣)など。
現政権の家族政策――家庭教育支援法案、親子断絶防止法案、自民党の憲法改正草案(24条改正)、官製婚活などを検証して、諸政策が家族のあり方や性別役割を固定化しようとしていることをあぶり出す。日本の右傾化を問ううえでも重要な一冊。