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「ケアする大学」とは何か

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西本 佳代(ニシモト カヨ) 香川大学大学教育基盤センター准教授。専攻は教育社会学、高等教育論。共著に『児童相談所の役割と課題――ケース記録から読み解く支援・連携・協働』(東京大学出版会)、論文に「子どもの貧困対策から考える高等教育の多様性と包摂――児童養護施設入所経験者を事例として」(「高等教育研究」第28集)、「大学に進学した児童養護施設入所経験者の実態と支援」(「大学教育学会誌」第38巻第1号)、「児童養護施設入所経験者の大学生活」(「子ども社会研究」第21号)など。 児童養護施設で育った子どもたちが、大学に進学し、1人で生活をしながらキャンパスライフを送る。施設を退所したあとは、それまでと同様の支援を受けられるとはかぎらない。大きな環境の変化のなかで、彼・彼女たちは大学でどのような困難を抱えるのか。大学側はその困難をどのようにサポートしているのか。 児童養護施設での生活経験がある学生を対象に、入学前から在学中、卒業後まで、12年以上継続的にインタビューを重ねて、これまで語られてこなかったキャンパスライフの実情を明らかにする。そして、彼・彼女たちに対する大学の支援を浮き彫りにする。 金銭面や人間関係の困難、就職への不安などを抱える学生もいれば、不登校を経験したり妊娠・出産したりして、退学の危機に直面する学生もいる。それに対して大学の教職員は、個々の事情に応じて、教育的な指導に加え福祉的な支援もおこなっている。 福祉的な支援までもおこなう大学のあり方を「ケアする大学」として提起して、教職員の個々の努力に頼るのではなく、児童養護施設での生活経験がある学生に対する社会的な支援の必要性を描き出す。そして、彼・彼女たちにかぎらず、多様な学生を受け入れている現在の大学に必要なケアの考え方、支援のあり方を具体的に提言する。

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