
三澤真美恵
1964年、大阪府生まれ。日本大学文理学部中国語中国文化学科教授。専攻は台湾近現代史・中国語圏映画史。著書に『殖民地下的〈銀幕〉』(前衛出版社)、『「帝国」と「祖国」のはざま』(岩波書店)、共著に『文化冷戦の時代』(国際書院)、『帝国の視角/死角』(青弓社)など。
戦後東アジアの視聴覚メディアは、地域間・メディア間で相互に連関しながら成熟していった。日本・上海・北朝鮮・韓国・台湾・シンガポールなどのテレビ・映画・ラジオ・レコードの変遷を膨大な史料から丁寧に描き、視聴覚メディア史の見取り図を提示する。