
鈴木智之
1962年、東京都生まれ。法政大学社会学部教授。専攻は理論社会学、文化社会学。著書に『村上春樹と物語の条件』(青弓社)、共編著に『ケアとサポートの社会学』(法政大学出版局)、訳書にアーサー・W・フランク『傷ついた物語の語り手』(ゆみる出版)など。
経済不況、雇用の流動化、敗戦後50年――「失われた十年」と言われる1990年代の一面的な理解にあらがい、浜崎あゆみやアイドル、アニメ、映画、小説、そして神戸連続児童殺傷事件などを対象に、90年代の「失われざる記憶」を掘り起こし光を当てる論考集。