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空間と統治の社会学

2,200円

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佐幸 信介 1966年、長野県生まれ。日本大学法学部教授。専攻は社会学、メディア論、住宅社会論。共著に『国道16号線スタディーズ――二〇〇〇年代の郊外とロードサイドを読む』『失われざる十年の記憶――一九九〇年代の社会学』(ともに青弓社)、『コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求――ポスト・ヒューマン時代のメディア論』(東京大学出版会)、『空間管理社会――監視と自由のパラドックス』(新曜社)など。 1990年代以降、バブル経済の崩壊とリーマンショックに象徴される経済的な危機や社会的な停滞のなか、都市空間や住居空間はどのように変容して、私たちはそのなかでどのような経験をしてきたのか。また、それを支えるテクノロジーは、私たちの身体にどのような影響を与えているのか。 開発と金融資本の結び付きや東京の再開発をたどることで「空間の動産化」を浮き彫りにして、集住空間のセキュリティやスマートシティの事例から住空間と統治のテクノロジーの関係を分析する。加えて、郊外の現在のありようやコロナ禍でのステイホームから、住まう空間が私たちに何を経験させているのかを明らかにする。 アンリ・ルフェーブルやミシェル・フーコーの議論を補助線にしながら、1990年代から現在までの空間の変容を具体的な事例からひもとき、流動性や利便性を求める空間の「不自由さ」を批判的に検証する。

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