青柳 健二(アオヤギ ケンジ)
1958年、山形県生まれ。山形大学工学部卒、写真家。メコン川、中国雲南省、アジアの棚田、動物像、民俗文化をテーマに撮影を続ける。2006年、棚田学会賞を受賞。13年から「旧暦棚田ごよみ」(棚田ネットワーク)を毎年発行。著書に『メコン・ザ・ラストリバー――無垢なる大河 旅の記憶』『新編 オオカミは大神――狼像をめぐる旅』(ともにイカロス出版)、『犬像をたずね歩く――あんな犬、こんな犬32話』『全国の犬像をめぐる――忠犬物語45話』(ともに青弓社)など。
今も昔も、私たちは猫と暮らすだけではなく、祭り、祈りを捧げている。
全国から集まっている東京・豪徳寺の招き猫、ネズミから米倉を守った秋田の忠猫、宮城の大漁の守り神猫、寺の住職を助けたのは静岡の恩返し猫、長野にはへそを出してふんどしをした猫像。
悪徳奉行をたたった猫がいたのは徳島、鍋島藩のお家騒動が生んだ化け猫像は佐賀、なで猫像2体があるのは鹿児島。
各地の猫像を訪ね歩き、猫を祭るいわれを紹介して、昔話や伝説として語り継がれて地域のなかで生きている姿を200枚のフルカラーの写真とともに描く。
猫像めぐりへと誘い、民話・伝説の背景や人間との意外な関係も伝える紀行エッセー。