鈴木 理栄(スズキ リエ)
1966年生まれ。「ダカーポ」(マガジンハウス)や「POCO21」(パルシステム)などでの編集・執筆、「AERA」(朝日新聞出版)の取材協力、同社のウェブサイト「AERAdot.」(現「AERA DIGITAL」)への寄稿や、共同通信社と契約して6年間にわたる配信記事の執筆などをおこなう。2019年に脊髄腫瘍が見つかり手術・リハビリののち退院し、現在も通院中。「週刊金曜日」(金曜日)で病気とリハビリのコラム「脊髄腫瘍に見舞われた私のrehabilis日記」を連載。「X」(旧「Twitter」)のアカウント「ひらてみき@理学療法を受けている患者」はフォロワーが2,000人を超える。
病気などで「患者」になると、治療後にはリハビリを受けることがある。それにもかかわらず、リハビリとは何か、リハビリで何をするのか、リハビリ後はどのようにして社会復帰していくのかを知る機会や情報は非常に少ない。
本書は、脊髄腫瘍をわずらい、1カ月以上の入院・手術と5カ月のリハビリテーション病院での生活、その後、5年以上「リハビリがある日常」を過ごす著者が、自身の体験を語りながら、リハビリのリアルな現場を紹介する。
手探りの病院探しから入院、リハビリテーション病院での訓練の実際、理学療法士や作業療法士などとの関係の作り方、リハビリ難民という壁、医療制度や保険制度の活用方法、社会生活での困難など、体験しているからこそ書けるリハビリ生活の細部を丁寧にまとめる。
理学療法士などへのインタビューや家族への聞き書きも収めて、リハビリの大切さや病気との向き合い方を描く、ありそうでなかったリハビリ生活の入門書。