高木 駿(タカギ シュン)
1987年、栃木県生まれ。北九州市立大学基盤教育センター准教授。専攻は哲学、美学、ジェンダー論。著書に『醜さの美学』『カント『判断力批判』入門』(ともによはく舎)、共著に『問いとしての尊厳概念』(法政大学出版局)など。
清水 颯(シミズ ハヤテ)
1998年、北海道生まれ。北海道大学大学院博士課程、人間知・脳・AI研究教育センター。専攻は哲学、倫理学。論文に“Kantianism for the Ethics of Human–Robot Interaction”(Philosophy & Technology, 2025)、“Should We Treat Robots Morally? ”(AI and Ethics, 2025)など。
ChatGPTやGrokなど生成AIが次々と生まれ、仕事や生活で関わる機会が増え、日常生活は根本から変わりはじめている。便利な半面、考える力が奪われるのではないか、人間の仕事がなくなるのではないかと不安を抱く人も多い。
しかし、そもそも「考える」「行為する」とはどういうことなのか。考えるのは人間だけで、生物は考えていないのか。さらに、「人間っぽい」ことができるAIやロボットは人間と同じと見なせるのか。こうした疑問について、初心者にもわかりやすい筆致で哲学的に考えていく。
第1部では、「生物とは何か」「生物は考えることができるのか」などの問いを、犬やえんどう豆など身近な動植物の事例から考える。第2部では、AIやロボットに焦点を当て、責任や権利、友情などのテーマを通して、人間とAI・ロボットの関係を考察する。
人間に似ているようでそうでもない生物、AI・ロボットたちを哲学的に考えることを通じて人間とは何かを見つめ直し、めまぐるしく変化する「これから」を考えるための入門書。